パソコンでOHPフィルムに翅脈(しみゃく)を印刷したものです。

完成した当初は、
極薄かつ、極細の翅脈線というのが気に入っていたのですが・・・
時間が経つにつれ、機械的なデザインが気になりだし、
もう少し有機的にできないかと思うようになりました。
使用していなかったキットの翅を使って
改造していくことにしました。

OHPフィルムの翅を下に重ねて、
極細マッキー(黒)でトレースします。

マッキーの線を避けるようにして
ゴッドハンドのビットブレード丸刀1.5mmを使って彫っていきます。

彫るといっても、ほぼカンナ掛けの要領で動かしています。
あえて綺麗に均さず、細い丸溝を無数に付けていく感じです。
翅脈を避けて、翅を彫ったところです。

翅脈のマッキーはラッカーシンナーで拭き取りました。
次に、クレオスのMr.ウェザリングカラー「マルチブラック」で
ウォッシングしたのですが・・・
家族から「ただの汚れにしかみえない」と不評をくらったので(汗)
いったん拭き取り。
といっても・・・
どうしても少し黒の名残は残ってしまいますねぇ(;・∀・)
仕方がないのでその上から、
今度はフィルタリキッド「シェードブルー」で改めてウォッシング。
さらに、翅脈を、クレオスのガンダムマーカー
「スミ入れふでペン拭き取りタイプ(グレー)」で描き直しました。

拭き取りタイプを使っていますが、拭き取りません(笑)
水性なので失敗しても修正が簡単、
グレーなので黒よりも下地の色になじみやすい、
筆ペンなので線幅が安定せず有機的になる、
そしてなんといっても手軽、
という理由でこれをチョイスしました。
クレオスのMr.クリスタルカラーの
「サファイアブルー」を
翅脈の近くを塗らないようにしながら筆塗り。

この、翅脈を残しながらの筆塗りは、うちの奥さんのアイデアです。
光が反射していないときは
翅の色味はわりとのっぺりした水色に翅脈のグレー線しか見えませんが、
光が反射すると翅のパールで色味が変わりつつ
翅脈が太く見える(反射せず透過するので)という効果があり、
翅の表情が大きく変わります。
OHPフィルムの翅と並べてみると、こんな感じ。

若干ですが翅脈とシワが立体的になり、
フィルタリングとパールによって色味が複雑になったことで
有機的には見えるようになったと思います。
作業が雑なので見た目もちょっと荒いんですが(;^ω^)
まぁ、よしとします。
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