ラッカー薄め液を使っていたのですが、
最近になってようやく、クリーナーの便利さがわかった冬弥です。(遅)
実は数年前にクレオスのツールクリーナーを買ったきり、
その臭いのキツさで使っていなかったんですよ。
薄め液よりちょっとよく落ちる程度だろうと思ってたんですよね。
で、もったいないからとハンドピース洗浄に使ってみたところ
これがすごくよく落ちる。(当たり前)
ハンドピースの洗浄時、今までのラッカー薄め液の洗浄回数と比べて、
半分以下の洗浄回数できれいになります。
何色も吹き付ける際の時短が半端ないです。
もっと早く使っていればよかったな~。
最近は、臭いが緩いと言われているガイアのツールウォッシュを
使っています(ノズルが便利なので)。
さて、話しは変わりますが、手袋について。
僕は、普段の塗装では使い捨てビニール手袋を使っています。
ゴム手袋のように指にフィットするので扱いやすい。
昔はゴム手袋を使っていたのですが、持ち手をクルクルひねると
指のゴム被膜が巻き込まれていくので使いづらい。
で、今はビニールを愛用しています。
使い捨てのポリエチレン手袋も持っていますが、指にフィットしないので、
ニードルの拭き取り時なんかに指先の感覚がわかりづらく、
塗装時にはあまり使いません。(以前それでニードルを曲げてしまったし)
で、いつものようにビニール手袋を着用し、
ツールウォッシュを使い、
ティッシュやキムワイプでハンドピースを洗浄していて、
ふと指先をみると…
溶けて穴が開いてました。

だいたい3~4回、
カップの溶剤を指を突っ込んでティッシュなどで拭き取った結果です。
すげえぜ、ツールウォッシュ。
薄め液では一度もこんなことにはならなかった。
さて、どうしたものか。
で、ふと、最近ではエポパテのコネコネでしか使っていなかった、
ポリエチレン手袋があったことを思い出しました。
ビニール手袋の上から、さらにポリエチレン手袋を装着し、
同じように洗浄作業をしてみた結果…
ポリエチレンには穴が開かなかった。

ちょっと光沢が増しているので、厳密には溶けているんでしょうけど、
でも、ビニール手袋の倍の回数使ってもこの状態。
ビニールもポリエチレンも石油製品なので、
ポリエチレンはダメ元だったんですけどね~。
思いのほか良好な結果になりました。
ニードルの拭き取り作業以外は、こいつでいいかな。
▼ポリエチレンとビニール
どちらも石油が原料でガソリンに近いナフサから造られる。
ナフサから「エチレン」が造られ、更に圧力をかけたのが「ポリエチレン」。
ビニール(塩化ビニール)はエチレンと塩(塩基)がほぼ半分くらい混ざっている。
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