F90の脇腹にはバーニアスラスターが設置されています。

これ、内側にすり鉢状にテーパーがかかっていますが、
脇腹は段差になっているので、この段差に合わせながら
テーパーをかけるのは難しそう・・・。
まずプラ板で六角形の箱組みを作るか?
いや、メンタム塗ってエポパテを詰め込んで型を取って
それをバーニア状に削ったほうが早いか?
いやいや、おゆまるで型を取ってゲージにしてプラ板で囲んでみるか?
こんな感じで、一応、ちょこんちょこんとアイデアを練っていたのですが、
どれも大変そう。
それに、装甲に開けた穴にピッタリバーニアを合わせるなんて、
ちょっとムリなんじゃないかなぁ・・・
・・・と思いながら、ずーっと作業を先延ばしにしていたのですが、
ジムの作業の合間に、
「とにかくやってみなけりゃ始まらん」
とばかりに実際に作業に踏み切りました。
今回の作業では、市販のバーニアを加工してみることにしました。
使用したのは、WAVEの「NEW U・バーニア【角】M」の「4」のパーツ。

縦方向の長さがちょうど良さそうなのと、
内側にテーパーがかかっているので、素材としていいかなと。
上下の辺を残して、左右を山型に削りました。

この状態から・・・
左右の辺に0.5mm厚のプラ板を貼り、成形しました。

これで、六角形の箱組みになりました。
胴体フレームにバーニアが設置できるように
プラ板で斜めの土台をつくりました。

他にもいろいろ現物あわせであーだこーだ削っているので、
この写真を見てもキットの元の状態がさっぱりわかりませんね(汗)
それはさておき、
バーニアを設置するとこんな感じになります。

胴体装甲をつけたところです。

多少の隙間はありますが、まぁ良いとしましょう。
ここまで来るのに、油目の金属ヤスリやデザインナイフで
慎重に削っていきましたので、かなり時間がかかっています。
六角形の装甲穴にはきれいに収まりましたが、
問題は、この出っ張った部分。

設定画はこのように出っ張っておらず、脇腹の段差に馴染んでいます。
脇腹の段差に合うよう、バーニアのフレアを加工を行いました。

現物合わせで側面板を切り欠き、
内側に向かってテーパーが付くように、
デザインナイフでカンナ削りを行いました。
0.5mmの厚さしかないので、慎重に削っていきました。
中央に直径2.5mmの穴を開けておき・・・
そこに、モビルパイプの2.5mmのものをセット。

再び、装甲と一緒に取り付けてみたところです。

だいたい設定画と似たような雰囲気になったんじゃないかなーと思います。
あとは・・・
これをもう片側分も作らないと。
・・・大変だな~・・・
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綺麗に収まってますね、形状も申し分ないと思います!
やっぱりフレームに設置するほうが工作的な面でも
いいですよね
うちのF90は外装に接続軸で固定なので見直そうかな…
最近もっともオーソドックスな体型のRX78を弄ってるせいか
自分で弄り倒したF90の胴体形状に疑問を抱いてます(笑
ただ工作がうまくいくかどうか自信がなく、二の足を踏んでいたというわけで・・・
今回の工作が失敗したら、装甲一体型も考慮に入れねばと思っていました。
結果、セーフ、といったところでしたね。
僕もこの前、MGのRX-78-2を作ったので、気持ちはわかりますよ。
78とFシリーズでは機体のバランスがかなり違っていて、78を見慣れると、F90が異常に胴が細く手足が長く見えてしまいます。
もともとMGのキットがそうなのですから、そこはスルーしていいと思いますよ。
それを解決しようとすると、フルスクラッチになってしまいますよ~(笑)