0.2mm厚の透明プラ板でモールドの型紙をつくり、
それを両面テープでキットに貼り付けてゲージにし、
そのゲージに沿ってケガキ針で筋を彫っていました。
(その後さらにタガネで深く彫りこみますが)
でも今回のジムでは、フクラハギのように丸い形状の上に
モールドを彫りたいので、透明プラ板では対応しきれません。
そこで、プラ板ではなく紙を使用してアタリ線を引いてから
彫り込む方法を考えました。
最初に、キットに0.3mmシャーペンでモールドのイメージ線を描き込み、
型紙をあてる際の目印になるよう、エッジに鉛筆をこすりつけた上で、
その上から大き目のマスキングテープを貼り付けます。
そして、それを剥がすと、マスキングテープに鉛筆線が転写されます。

ちなみに、左上のが胸部、右がフクラハギ、左下が上腕側面です。
そのマスキングテープをパソコンにスキャンして取り込み、
Illustratorを使ってラインを精密に仕上げます。

ただ、スキャンもとの鉛筆線がだぶついているので、
どこまで精度が出ているのか、
実際に切り出してキットに貼ってみないとわかりません。
というわけで、印刷して、
フィルムタイプの両面テープで貼り付けてみました。

とりあえず、フクラハギの型紙はうまくいきました。
といっても、実はこの写真のものは二度目のものです。
一回目で作ったものはラインの角度が合わず失敗。
再度パソコン上で作りなおしてから印刷し、
ようやく思うようなラインになりました。
この型紙のフチに沿って、0.3mmシャーペンで線を引き・・・
そのラインに沿わせるようにして、
スジボリガイド用テープを使ってケガキ線を彫っていきました。

で、もう片方の足にも同じように型紙を貼り・・・

同様の方法でケガキ線を彫っていきます。
そしてできたのが、コレです。

ちゃんと両方の足に同じようなラインが彫りこまれています。
あとはこれをタガネで深く彫っていけば、モールドは完成です。
今回の方法で作った型紙は、そのままHGUCガンダムにも
流用できるのではないかと思いますので、
苦労に見合った恩恵が得られるのではないかと。
・・・HGUCガンダムを作れば、のハナシですが。
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