Craft ROBOを使って切り出してみました。
ざっと、その手順を紹介します。
まずスキャナーで実物の腰アーマーを取り込みました。
上のがフロント、下のがリアです。

そのままだとボールジョイントの膨らみがあるため
スキャナーベッド上に水平に置けないので、
2mmや1mmのプラ棒を挟み込んで高さを調節し、
スキャナ面に対して水平になるようにしました。
取り込んだ実物画像を基に、
Illustratorでこんな感じに線画をデザインしました。
十字の線は、あとで1mmの穴を開ける位置です。
フレームっぽい部分の幅は、2mmに統一しています。

狭い範囲にフレームを詰め込む必要があるため
余白とのバランス調整に苦労しました。
できてみれば、シンプルなデザインなんですけどね。
できた線画を基に、Craft ROBOでカッティング。

実は、このカッティング・・・
先日の実験より前に、いきなり切り抜こうとしたものなんですよ。
だから当然のように失敗しています(汗)
「ま、たぶん8回もなぞれば切り抜けるだろうさ」(´▽ `)
なんて適当に考えて、カット圧を10、パス回数を8回で設定し・・・
まったく刃が貫通していなかったという・・・(TーT)
この失敗がもとで先日の切断実験を行ったわけですが、
普通、順序が逆ですよね。
でも性格なのか、よくやるんですよ、行き当たりばったりってヤツ・・・(^▽^;)
ま、それはともかく。
貫通していなかったライン(全部ですけど)をデザインナイフで数回なぞり、
プラ板からパーツを切り出しました。

貫通はしていなくても深いミゾができているので、
定規やガイドを使わなくてもナイフの刃がずれることもなく
比較的容易に切断ができました。
さて、裏打ちの板をはめ込む前に、
こんどはキットの腰アーマーの方を加工。
キットの腰アーマー裏には、微妙な高さの差があります。

高さのあるほうをタガネで削って低くし、高さを均一にしました。

これにより、板が平らにはまるようになります。

あとは、丸モールドにする部分をピンバイスで穴を開け、
フレーム状のプラ板の裏側からイエサブのプラストライプを貼り込み、
完成です。

デザインや実験を含めると、
完成までまる一日かかっています。
効率がいいのか悪いのか・・・(汗)
ただ、同じパーツを正確に作れるのは確かですね。
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わたしゃ、ソフト系が苦手なので、
自分では使えそうにないですねー(汗)
典型的な、アナログ人間ですー(泣)
でも、羨ましス(羨望)
現物合わせのことが多いので
使う機会はそんなに多くないような気がしています。
今回は比較的現物をスキャンしやすかったので
うまく活用できましたけど。
ゼロからスクラッチする箱組みなら
威力を発揮してくれそうですが、
その機会があるかなぁ・・・(^_^;)
いろいろ試行錯誤が続きそうです。